どうにかしたい空き家の活用方法

大家さんになって貸す方法もある

 

親から相続によって譲り受けた実家の空き家。自分は違う場所に家を持っていて、そのままの状態になってからはや数年が経つ。売却するにも元々住んでいた実家なので、少しためらいもある。毎年の固定資産税の納付はあるし、維持管理するのも大変だからどうしたらいいのだろう・・・こんなお悩みのある方もいらっしゃるでしょう。

このような元々、人が住んでいた空き家であればそのまま住宅用として貸し出す方法もあります。空き家の所有している方が大家さんになるわけです。空き家を売却したり、解体せずになるべく活用して、家賃収入を得たい方にお勧めの一つの方法です。メリットとしては、

不労所得で毎月の家賃収入ができる ⑵家賃収入から固定資産税や維持管理費用が捻出できる

デメリットとしては、

貸し出す建物の維持管理費用がかかる ⑵借りる方が見つからないと家賃収入がない

また、築年数の経っている住宅であれば、キッチン、お風呂、トイレなどの水回りや設備、内装などを新しいものに変えたり、場合によっては建物自体のリノベーションが必要になったりもします。高く貸す場合でも、部屋のクリーニングやリフォームは必須となります。リフォームやリノベーションを行う場合には、専門業者に頼むケースがほとんどです。築年数が経っている場合は、このような費用がかかるためにあまりお勧めはできません。住宅用で貸し出す場合には、比較的に築年数が浅く、その地域で生活する上で立地や利便性が良く、需要の見込める場所であることなどがポイントになります。

元々が住宅用ではなく、倉庫や工場だったものなどは、ある程度の広さのある建物なら、会社などの事業用に適しているといえます。このような場合には住宅用とは違い、生活を主体としてはいないので、多くは住宅地から離れた大型車などが入れる道路条件の良い場所であることがポイントになるでしょう。

このように空き家を売却したり、解体せずに貸し出す不動産の活用方法もあるので、一度考えてはいかがでしょうか。

秩父地域の情報

写真は国道140号線沿いの秩父市上宮地町の当事務所の入口付近です。昨晩から降った雪で秩父地方の市街地も今シーズン初の積雪になりました。20㎝くらいの積雪になり、朝から多くの秩父市民も雪かきに追われました。

 

 

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