空き家問題について考える

全国の空き家状況

平成25年の全国の住宅ストック数は6063万戸、そのうち空き家の数は820万戸(空き家率13.5%)で、この20年で1.8倍の440万戸から820万戸になっています。住宅ストックのうち、持ち家が3,217万戸、借家が1,852万戸あり、世帯数を超える住宅ストック数があります。(資料:総務省「H25年住宅・土地統計調査」による)

埼玉県内については、空き家数は35.5万戸(全国第8位)、空き家率は10.9%(全国第44位)となっていて、高齢化、核家族化、人口減少、総住宅数の増加などの影響により、今後も増加すると推測され平成25年に35.5万戸だった空き家が平成45年には84万戸にも上ると推測されています。(資料:埼玉県都市整備部建築安全課・住宅課による)このように今後も空き家数と空き家率は今後も増加する見込みです。

空き家になるケース

事例として多いのは、両親が住んでいた実家の相続によって、空き家になる場合です。一昔前とは違い、核家族化が進んでいる現代社会では、子供たちは実家を離れ、家を持ち、実家には戻らない場合が多く、最終的にはその実家は空き家なります。相続が発生した時点で、実家の売却や賃貸を考える人もいますが、前もって相続人となりうる人たちで相談しておき、相続が発生した時点にはすんなりと空き家となった実家の売却や賃貸が出来るようにしておくのが賢明です。

秩父地域の情報

写真は秩父郡皆野町にある皆野町立皆野小学校です。児童数は1学年で40名から60名くらいで、合計340名の小学校です。隣には皆野学童保育所も併設されています。

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