売却土地の値段③

売地(秩父郡皆野町)

買い手が不動産を見る視点は無数

不動産の売買が成立するには、売り手の希望と買い手の希望がマッチして成立します。

売り手の希望とは売却金額や時期など、買い手の希望とは購入金額や広さ、立地、時期などがあたります。

売り手や買い手には、主体が個人、法人や不動産投資家などの方がいます。また、エンドユーザーと呼ばれる買い手には、さまざまな目的で購入される方がいます。当然のことながら、同じ場所に同じ形で同じ広さで同じ価格の土地は存在しません。同じものが二つとして存在しない中で、買い手が不動産を見る視点は数多く存在します。

一つに売地を例にとっても、その売地の買い手が個人にとってみれば魅力的でも、法人の方にはそうでない場合もあります。

例えば、個人が購入する場合に住宅を建築する目的なら、子供が通う学校やスーパーマーケットやコンビニが近いなどという普段の生活に有利な場所、法人が購入する場合に工場や倉庫を建築する目的なら、国道や県道などの道幅が広く、近隣に住宅も無く、比較的広い場所。このように買い手の利用目的によって、多種多様になります。

不動産売却はタイミングも大切

土地の価格には路線価や公示価格などの種類がありますが、実際の取引は近隣の実勢価格に大きく左右されます。ただ、売り手と買い手のタイミングで実勢価格より高く売れるケースもあります。

買い手市場になっている近年では、稀ですが、例えば、実勢価格1000万の土地が買い手が「希望条件に完全にマッチしている」ような場合、1割から2割増しでも購入するケースがあります。このように不動産の値段は売り手と買い手のタイミングによって決まる場合もあります。

秩父地域の情報

写真は秩父郡皆野町にある椋神社で、毎年10月に奉納される獅子舞は、埼玉県指定無形民俗文化財です。

椋神社(秩父郡皆野町)

 

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