不動産を高値で売却するには

所有者としてやっておくべきこと

「不動産には絶対的な価値があり、不動産の価格は必ず値上がりする」というような土地があった時代には何もしないでいても地価が上昇し、所有する不動産の価格もそれに伴い押し上げられましたが、今はもうそういう時代ではありません。将来、所有している不動産を高値で売却を目指すなら、日頃からやっておくべきことがあります。土地はしっかりと測量し、実測した測量図を持っておくことや建物は時間の経過とともに劣化していきますから、定期的に修繕工事などのメンテナンスは欠かせません。メンテナンスを怠っていたために劣化が進み、いざいという売却時に多額の修繕費用が掛かる場合があります。また、将来のメンテナス費用がどれくらい掛かるかわからないような不動産には、金融機関も融資をするのに足踏みをするケースも生じます。不動産を高値で売却を目指すには、金融機関からの融資を受け易いような買い手の範囲を狭めないことも重要な要素です。

賃貸している建物なら定期借家も考える

定期借家とは、建物の賃貸借契約の期間を一定期間に定めたもので、この定期借家を用いて建物賃貸借契約を結んでおけば、定めた一定期間が満了した時点で建物の所有者は借りている方(賃借人)から賃貸物件を確実に明け渡してもらえ、立ち退き料も生じません。立ち退き料が発生するのは、建物を普通借家の形で契約を結んでいる場合です。普通借家の場合には、賃借人に立ち退いてもらうには「正当事由」という理由が不可欠になり、立ち退き料も求められます。定期借家が制定されたのは、2000年3月で賃貸住宅のような居住用のアパートやマンションなどは、それ以前に結んだ建物賃貸借契約を定期借家に替えることはできませんが、テナントなどの事業用の建物であれば可能になります。建物が老朽化して、将来、解体し更地にして土地のみを売却するような考えがある場合には、以前に普通借家で結んだ契約をタイミングを見て、定期借家に変更するのも一つの手段です。

秩父地域の情報

写真は秩父市金室町にある秩父市立西小学校です。昭和40年に秩父第一小学校より分かれて、旧秩父第一中学校に移転し、開校されました。全児童数332名(男子164名、女子168名)の小学校で、平成22年と平成23年に大規模改修工事がされた小学校です。

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