コインパーキングによる土地の活用について

運営形態と契約形態は大きく分けて4つある

コインパーキングの運営方式と契約方式は次の主な4つに分かれます。

⑴一括借り上げ方式・・・土地のオーナーが駐車場の運営会社に定額で土地を貸す契約で、契約の種類は「一時使用賃貸借契約」となります。駐車場機器設備などはすべて運営会社が設置して、駐車場を運営します。ただ、土地の上に建物があり、解体が必要な場合の解体費用やアスファルトの舗装費用などは土地のオーナーが負担することが多いです。一般的には「定額方式」と言って、毎月一定の賃料が土地のオーナーに入る契約が多いようです。運営会社は駐車場の売上に関係なく一定の賃料を土地のオーナーに保証するのが原則となります。土地のオーナーにとっては、最もリスクが少ない反面、収益も少ない方式と言えるでしょう。

⑵コミッション方式・・・駐車場の売上げから一定の割合の地代を受け取る方式です。駐車場の売上げが多ければ多いほど、収益も増えるために駐車場として好立地の場合は土地のオーナーにとってのメリットは大きくなるでしょう。

⑶管理委託方式・・・土地のオーナーが舗装工事や駐車場機器設備の購入費を負担して、駐車場の集金・管理・運営を運営会社に委託する方式です。土地のオーナーは設備投資して、運営委託料や駐車場機器のメンテナス費用のみを運営会社に支払って大きな収益を狙う、ハイリスク、ハイリターン方式です。土地のオーナーにとって設備投資によるリスクは大きくなりますが、駐車場としての立地が良い場合には高い収益が望める可能性もあります。

⑷土地オーナー運営方式・・・土地のオーナーが駐車場機器設備などを自ら購入し、駐車場の集金・管理・運営も行う方法で、機器メーカーに駐車場機器のメンテナンスだけを外注する方式です。土地のオーナーの利益は最大化できますが、24時間の運営、管理や集金業務や利用者の対応まで行わなければならないので、土地のオーナーの負担が大き過ぎて、事業での例はほとんどありません。

この他にもコインパーキングにはさまざまな運営形態、賃料設定、解約条件がなどがあるので、その仕組みやメリット・デメリットを運営会社からしっかりとした説明を受けることが大切です。

秩父地域の情報

写真は秩父郡横瀬町にある横瀬町立横瀬小学校の体育館で平成18年に新築された木造の体育館です。校舎も昭和8年に建設された木造の校舎で埼玉県内でも有数の伝統を誇る建物です。平成31年度は全児童数392名の小学校で、西武秩父線 横瀬駅から徒歩5分程度の場所にあります。

 

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